童顔、小柄な主人公。
立派な成年、酒も飲めればタバコも吸える。
けれども道を歩けば学生扱い、人に話しかければ子供扱い。
「ちくしょう、あのクソアマ……どいつもこいつも、背が低いからって人を見下しやがって……いつかみてろ、お前ら全員、俺の足元にはいつくばらせてやる……人生をめちゃくちゃにしてやるからな……」
今日も女に見下され、さげすまれる主人公。
ひとり鬱々と毒づく彼のもとを、見知らぬ少女が訪れた。
「誰だ、お前?」
その日を境に、彼の日常世界はがらりと形を変えた。
外出し、タバコをふかしていると、うるさい女につかまった。
「あなた、子供のくせにタバコなんていいと思ってるの。まったく、今は路上での喫煙は全面的に禁止される方向に社会全体が進んでいるというのに、これだから今の教育制度は……くどくど」
くそっ、こいつも背が高い。
こんな生意気な女を、俺の足元にはいつくばらせてやれたらな……。
そう願った瞬間。
女を囲むように、不思議な光の『檻』があらわれた。
「いい加減黙れよ」
口にした途端、相手の言葉がぴたりと途切れた。
「? まあいいや、いいか、人に何か要求するなら、お礼のひとつもよこすのが筋ってもんだろ。とりあえずパンツの一枚も見せてお願いしてみろってんだ、はん!」
…………すると。
「お……お願いします……タバコをやめてください……」
女はいきなりスカートをめくり上げた。
「な……どういうことだ?」
女は、主人公が口にするあらゆる命令に従った。
驚きは、実験を重ねるうちに確信に、そして歓喜に変わる。
間違いない。夢のような力を手に入れた。
ならば、やるべきことはただひとつ!
目についたいい女を、片端からこの力で支配する。
慇懃無礼な女弁護士。居丈高な警備員。高慢な人妻。堅物の学生。
彼を見下す女たちが、優越感いっぱいの笑顔のままに服をはだけ、素肌をさらし、四つんばいになって彼の靴を舐め、絶頂する。
主人公は姪を助手に従え、欲望の赴くまま、陵辱の限りを尽くしてゆく。
そしてその果てに明らかになる意外な展開とは……!?
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プロローグ of 操心術2 Written by おくとぱす