司会「では、今度は河岸(場所)を変えて、お話の続きということで」
司会「スタジオ邪恋の操心術∞について、お話をうかがいます」
ざ「操心術は一発マインドコントロール(以下MC)というのにはこだわっています。リアル催眠の施術の方法や課程そのものは、やはり専門家の専門家による作品にはかなわないですから」
H「個人的にはそこはかなり興味ありますね」
お「自分が言うのもなんですが、催眠遊戯よりは『変なエロ』『露骨なエロ』が多いです」
ざ「操心術はフルパッケージということもあって、総合エロゲ的な部分はどうしてもフォローしないといけないので」
お「もっとも、こちらはこちらで、リアル催眠よりもできることが多いので、色々と派手にやれるところは楽しいです」
H「今回は、どんな手法でやっていくんでしょう?」
ざ「今回はスプレー一発ですね」
お「吹きつけたら、相手が言いなりになる……ただし制限時間あり」
ざ「1回5分間のなかで、いかに暗示を盛り込めるかという」
お「そこは毎回、考えるのに苦労しますね」
お「どういう方法でMCすることにしよう、と」
お「操心術(無印)から、まったく同じやり方はしないようにしてきたので。見えない腕&薬を飲んで3回(操心術)、『檻』(操心術2)、『蜘蛛の巣』(操心術3)、『占い』(ゴニン!?)、『矢』(操心術0)」
お「……色々やったもんです」
ざ「足かけ8年間続いてきたシリーズも、今回で大団円。いろいろと感慨深いものです」
H「8年! すごいですね」
お「8年……操心術、操心術2、操心術3、ゴニン!?、操心術0(レイ)」
お「作ってきましたねえ」
ざ「無印で出したアンチヒロインと、2作目で出したカウンターヒロインが、思いのほか動き出しちゃって」
H「実際に書くと、キャラクターが動き出すことはよくありますよね」
ざ「気づいたら7作もできてました」
お「『電波の奴隷』だけは、ちょっと操心術シリーズとは外れます。一部キャラが『ゴニン!?』に登場してはいるんですが」
お「そして、シリーズが続くにつれて、どんどん歴史が紡がれてゆくというのも、作っていて面白いところです」
お「第一作の主人公とヒロインの子供と、第二作の主人公とヒロインの子供が、第三作の主人公とヒロインになるという……」
ざ「過去作をプレイしている方はご存じでしょうが、基本的に抜きゲーの顔はしていても、その裏で結構ストーリー展開を入れ込んでるシリーズなので」
ざ「賛否はあるんですが、これは貫こうと」
H「今回も、かなりつながりがあるみたいですけれど、そのあたりは聞いても大丈夫ですか?」
ざ「はい、今回はストーリー完結ですから、これまでのつながりや謎、伏線はすべて回収されます」
お「ストーリー考えた時、なんと壮大な話かと二人して苦笑したもんです」
ざ「収録の時、今回の終盤展開には、声優さんも感激して悶えていらっしゃいました」
H「恒例というか、複数のキャラの演じわけは今回もあるんですか?」
ざ「がっつりあります!」
お「……ものすごいことになってます」
H「ほほう。それは楽しみですね。ある意味、知らなかった演技を垣間見ることのできる貴重な機会ですし(笑)」
お「いやあ……今回は、あの方の無双状態。合計すれば20役ぐらいお願いしたことに」
ざ「あまりに台本が錯綜するので、おかげで現場は大混乱の死屍累々でした」
お「平身低頭のきわみ。ご迷惑おかけしましたm(_ _)m」
ざ「終盤での声優さんのガチ演技。これは必聴モノですよ!」
H「それも含めて、楽しみにしてます!」
ざ「もちろん一発MCによる、ぐっちょんぐっちょんのHシーンも大量です。つかメインはこっち。是非お楽しみに!」
お「いやー、今回の主人公も、ひどいやつですよねー(笑)」
H「同じ催眠で、同じライターなのに、方向がちゃんと違うのが面白いですよね(笑)」
ざ「大切に使おう、限りあるライター資源」
お「そこはディレクターの違い……というか、そもそもライターよりもディレクターの方がもっと注目されるべきではないのかと」
H「作風の違いは、ブランドやディレクターによっても違いますしね。そこも楽しんでもらえるといですよね」
ざ「メーカーさんの体制にもよるでしょうね。ディレクターがメインで動くブランドさんもあれば、ただの進行役のところもありますから」
ざ「ちなみに邪恋さんでは、私とおくとぱすさんの共同でストーリーは立ち上げています」
ざ「YUKIRINさんには今回、操心術で始めて連続登板していただきまして」
H「YUKIRINさんの絵にも期待してます(笑) 可愛いのに、えっちぃのはいいですよね」
ざ「かわいいのにガチエロ。今回はスケジュール厳しかったんですけど、前回にも増してめちゃくちゃ頑張っていただきました」
お「これまでの作品から共通して登場してくるキャラクターを、YUKIRINさんの絵で描いていただけたのも嬉しかったです」
ざ「今回キャラ数多いですからね。モブシーンなんかもたっぷりです」
お「そこは操心術シリーズお約束……収録とCGで大変なことになりますが」
お「でもそれだけ、色々な女の子の色々なシーンを楽しんでいただけるかと思います」
ざ「プレイ後、精魂つき果ててしまっても、こちらは責任もてません(笑)」
H「時間があれば、遊戯のキャラをYUKIRINさんに、操心術∞のキャラをさよりさんに描いてもらったりできたら楽しかったですよね」
ざ「時間、戻しますか(意味深)」
お「時間を、戻す……ふふふ……」
お「この笑いの意味は、操心術∞本編をお買い求め頂くとおわかりいただけるかと」
H「楽しみにしています(笑)」
司会「それにしても、ここ数年、催眠もの、MCもののゲームが沢山出るようになりましたね」
ざ「ジャンルとして認知されてきたんだと思います」
H「たしかに増えましたね。同人のM.C.を作った頃はライバルなんて全然いなかったのに、今では商業、同人問わず、毎月のようにどこかで催眠ものが」
お「昔からこのジャンルが好きだった自分としては、嬉しいことこの上ないのですが、ライバルが増えて、大変ということにもなって(笑)」
ざ「裾野が広がっていくことは、とても良いことだと思います」
お「そうですね、純粋な一ファンとして楽しめるものが増えてきたのはありがたいです。特に昔の、冬の時代を知っているとなおさら」
お「この火は消したくないですね」
ざ「もともと、この分野の確立のために12年前から個人HPを立ち上げて布教してきたんです」
ざ「当時と比べると、今はもう隔世の感があります」
お「そうですねえ。あの頃は僕もまだゲームデビューはしておらず、ネットに小説を投稿している立場でした」
H「読むだけの側でした(笑)」
お「まさかその後、自分が売り物を作る側に回るどころか、延々とシリーズものを作り続けることができるなんて、想像もしていませんでした」
ざ「まさに僥倖」
お「ですねえ」
ざ「月並みですが、継続は力なりですよ」
お「あとは、もっと売れて、このジャンルがさらに力をつけることですね」
ざ「そのためには我々も、もっともっと頑張らねば」
H「これからもたくさんMC系ゲームを作っていきたいということで!」
ざ「そのためには皆さんの応援が不可欠です!」
お「まだまだ、情熱は衰えていませんので、このジャンルを書き続けますよ!」
お「よろしくお願いいたします!」
さ「よろしくおねがいしまーす!」
H「よろしくお願いしますー」
司会「『催眠遊戯』は10月26日発売、『操心術∞』は11月30日発売ですね」
司会「本日は台風の中、お集まりいただきありがとうございました」
ざ「ありがとうございました。え? 電車止まっちゃった? お姉さーん、泡盛ホッピー追加でー!」
お「おお飛ぶ飛ぶ色々なものが飛んでゆくー」